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配管工に将来性はあるの?仕事内容や需要などを徹底解説!

建築現場ではいろいろな種類の職人が働いていますが、その中に配管工という仕事があります。
このコラムでは、配管工の将来性について詳しく解説します。
配管工の仕事内容や需要、現在抱える問題などについても紹介しているので、配管工に興味のある方や、すでに配管工として働いていて将来に不安を抱えている方は、ぜひ参考にして将来に役立ててください。

配管工に将来性はあるの?仕事内容や需要などを徹底解説!

配管工とはどんな仕事?

配管工とは、その名の通りに配管を設置することを仕事としている職人であり、技術者のことです。
配管工は建設業に分類される業務を行い、生活に必要なライフラインの設備工事を担う、なくてはならない存在です。

一口で配管工と言っても、仕事内容は「ガス配管」「給水管」「空調配管」「衛生設備配管」など多くの分野に分かれていて、それぞれの工事に関する知識や技術が必要になります。
とは言え、配管工になるには特別な資格が必要なわけではなく、ガス会社、設備会社、電気工事会社、建設会社などに見習いとして就職し、その後に修行しながら仕事を覚えていけば務まるようになっています。

配管工として働くには資格は必要ないと記載しましたが、「配管技能士」「管工事施工管理技士」「作業環境測定士」など、配管工に関連する資格はいろいろ用意されています。
これらの資格は全て国家資格ですが、業種によっても異なりますが、資格を取得すればキャリアアップや収入アップにもつなげることができます。

配管工の具体的な仕事内容は、ガスの配管工事、水回りの配管工事、エアコンの取り付けなど多岐にわたりますが、設備だけでなくメンテナンスも担当し、仕事ではミリ単位の正確性を求められるケースも多いです。
配管は通常目に見えない部分に設置されるため、地味な仕事という印象をお持ちの方も多いかもしれませんが、高い技術と柔軟性と専門性が求められるとても繊細な仕事なのです。

配管工の需要について

配管工の需要はかなり高く、この先も今の状況が継続されることはほぼ確定事項と言えます。
配管工に限らず、建設業界では慢性的な人手不足が続いています。

ゼネコンに勤務する社員は別として、建設業界に属する職人たちの世界では以前から「危険」「きつい」「汚い」の3Kのイメージが強く、若者の成り手がどんどん減っています。
これまで現場を支えてきたベテラン職人の高齢化が加速する中で、ますます職人の数が減少していくことは確実となっていて、配管工の需要は高まるばかりです。

IT化が進み、いろいろな分野にロボットも参入してきていますが、デリケートな作業が求められる配管工の仕事を全て機械が変わって行うことは、現状ではできません。
そのため、たとえ未経験でもやる気さえあれば誰でも配管工になれる状況がずっと続くでしょう。

配管工が抱える問題とは

需要が高い配管工ですが、現在配管工を取り巻く環境は決していいとは言えません。
配管工が所属するのは、中小・零細企業が大半となっていて、現状ではそのほとんどが大手企業の下請けとしてやっと食いつないでいる状態です。

一昔前は、配管工が所属するいろいろな分野の配管工事施工会社が自分たちで仕事を獲得し、元請け業者としてしっかりと利益をとっていました。
しかし、時代が変わり、営業力や知名度に優れた大手企業がほとんどの仕事を受注するようになり、配管工事施工会社は大手企業から仕事を受注する下請けをするしかなくなっているのです。

大手企業が元請けになるということは、必ず中間マージンが発生することになり、下請け業者の利益は薄くなってしまいます。
そこに長期間にわたって続いたデフレが重なって、職人である配管工に分配される給料はどんどん低くなっています。

配管工の将来性

配管工の将来性は、どのような生活を望んでいるかによって大きく変わります。
人手不足がこの先も続くことが確実で、やる気があれば正社員にもなりやすい仕事であることから、定職に就くことだけを目的にしている人にとって将来性は非常に明るいと言えます。

建築業界全体のこの先の需要を考えても、都市部ではどんどん新しいマンションなどの建物が建設されていて、地方でも再開発事業が活発に行われています。
さらに、高度経済成長期に建設されたビルや道路などの老朽化が進み、修繕工事や建て替え工事もどんどん進められていますから、配管工の仕事もすぐになくなることはありません。

そのため、高い給料は望めなくても、普通に生活することだけを目的にしているなら将来は安泰です。
配管工として高収入を得ることを目的としているなら、努力をすることで将来を明るくすることが可能になります。

まとめ

前記したように、配管工に関連する資格はたくさん用意されていて、大手を含む多くの企業が有資格者を求めています。
難しい資格を取得して技術力を高め、専門分野で豊富な知識を身につければ、人手不足の現状では、配管工でもかなりの収入を得ることができます。

このように配管工は将来性のある仕事です。
興味のある方は、資格取得のための支援にも力を入れている当社でぜひ一緒に働きませんか?
当社では、先輩スタッフが未経験者でも丁寧に指導を行う体制を整え、若くてやる気がある人材を求めています。

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