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冷暖房設備工事は簡単？冷暖房設備の工事業者になるには？
夏は涼しく、冬は暖かく、家の中を快適な状態にしてくれる冷暖房設備は生活に欠かせない家電です。
家電は経年劣化をしますし、機能や性能も毎年アップグレードされるので、冷暖房設備工事は1年を通して需要があります。
ここでは、冷暖房設備工事について、また工事業者になる資格などを解説していきます。
冷暖房設備とは
冷暖房設備とは、一般家庭や事務所、オフィスなどに設置されている「エアコン」のことをいいます。
最近は、エアコンにもさまざまな機能が搭載されていますが、基本的に部屋の温度をコントロールするのが冷暖房設備です。
エアコンにもいろいろな種類がありますが、おおまかな工事内容は共通しています。
1 エアコンの据付板を取り付ける
2 エアコンの室内機を取り付ける
3 冷媒配管を接続する
4 ドレンホースを接続する
5 室外機の配管を接続する
6 真空ポンプでエアパージをしてガス漏れを確認する
7 冷媒ガスを放出して渡り配線を接続する
8 配管穴をパテ埋めする
冷暖房設備工事の流れは、どの機種でもほとんど同じなので、未経験者でも覚えやすく短期間で一人前になれます。
冷暖房設備と空調設備の違いについて
冷暖房設備と空調設備、どちらも同じ「エアコン」と呼ばれていますが、厳密にいうと空調設備は単なるエアコンではありません。
お客様によっては、エアコン一つで冷暖房と空調をコントロールできると思っていることがあるので、冷暖房設備の工事業者は空調設備との違いを知っておく必要があります。
空調設備は湿度や気流をコントロールできる設備であり、冷暖房設備は室内の温度をコントロールできる設備です。つまりコントロールする対象が違うのです。
分かりやすい例でいうと、空調設備は商業施設やオフィス、電車、地下道などに設置されているもので、温度ではなく空気の流れを調整して快適な環境を作っています。
一方、冷暖房設備は一般家庭に使われている空冷ヒートポンプ式の「ルームエアコン」のことで、設定された温度で室内の気温を保つことで快適な環境を作ります。
とはいえ、近年のエアコンは機種ごとにさまざまな機能が搭載されているため、家庭用のルームエアコンでも湿度調整や空気清浄などの空調機能が付いているものもあります。
そのためどちらの設備も同じように捉えられてしまうのですが、コントロールする対象が違うということを覚えておくと良いでしょう。
冷暖房設備工事で取得しておくと良い資格
エアコンの取り付けは、配管や配線の工事を行いますが、施行自体は比較的簡単に覚えられます。
また、国家資格などもないので、やろうと思えば誰でも工事業者になれます。
実際のところ、私も入社した当初は何の資格も持っていませんでした。
しかし、資格を取得しておくと顧客からの信頼やスキルアップに繋がるので、仕事を続けながら電気工事士の資格を取りました。
資格取得で得た知識は現場でも役立つので、専門の工事業者を目指す場合は資格取得を検討してみても良いでしょう。
電気工事施工管理技士
電気工事施工管理技士は、現場の監督業務ができる資格です。
施行の現場では専任の技術者を置かなければいけないという決まりがありますが、この資格を取得しておけば一人でも工事を担当できます。
また、現場監督ができる人材はどの会社でも必要とされているので、有利な転職や就職が可能です。
電気工事士
電気工事士は、電気工事を行う際に必ず必要な資格です。
冷暖房工事でも、室外機の設置や冷媒配管・ドレンホースの接続、室外機の壁への固定などであれば電気工事士の資格は必要ありません。
しかし、室内機と室外機をつなぐ内外接続線に関連する作業や接地線に関連する作業は電気工事となるので、この資格が必要です。
新築物件のエアコンの設置では、配線やコンセントの配置を行うこともあるので、この資格を取得しておくと仕事の幅が広がります。
参考資料：エアコン設置工事に係る電気工事士法の解釈適用-4 経済産業省
ガス溶接
ガス溶接は、配管の形を変える工事です。
一見、エアコンの設置に関係ないように思えるかもしれませんが、室内機と室外機の場所が離れている際には溶接が必要になります。
例えば、集合住宅の2階にエアコンを設置する場合、室外機は1階の共有部分に設置することがあります。
こういったケースでは、冷媒管の距離が長くなってしまうので複数の冷媒管を繋げなければなりません。
その際、冷媒管のジョイント部分を溶接するため、ガス溶接の資格も持っておくと便利です。
冷暖房設備の工事業者になって快適な生活をサポートしよう
工事業者というと裏方のイメージがあるかもしれませんが、冷暖房設備の工事業者はお客様の快適な生活をダイレクトにサポートできるので、やりがいを感じられます。
また、エアコンの設置や修理は季節や時代を問わず必要とされる仕事ですから、安定した収入と将来性が期待できるのも魅力です。
株式会社ヒビヤトでは、冷暖房設備工事に欠かせない配管工を募集しているので、ご興味のある方は、ぜひご連絡ください。
