column DETAIL配管コラム詳細
アーク溶接の資格について詳しく解説します!
溶接作業にはさまざまな方法がありますが、その中でも一般的な方法としてアーク溶接というものがあります。
溶接に関する仕事をするためには資格を取得しなければなりません。もちろん、アーク溶接についても、他の溶接と同じく資格が必要です。
具体的には、アーク溶接等の業務に係る特別教育を受講し、修了させなければなりません。
受講に関する制限については満18歳以上以外の条件はなく、難易度も高くありません。
わずか3日間の講習で取得できる資格のため、機会があれば取得したい資格のひとつです。
本記事では、アーク溶接に必要な資格について解説します。
この記事を読むことで、アーク溶接に必要な資格そのものだけではなく、難易度、資格取得方法、資格取得に必要な費用など、アーク溶接資格に関するあらゆることについて理解できます。
もし、実際にアーク溶接資格を取得したいと思った際には参考にしてください。
溶接の種類と必要な資格
アーク溶接の資格について解説する前に、溶接に関する資格にはどのようなものがあるのか、溶接資格について紹介します。
ひと言で溶接といっても、溶接にはさまざまな方法があります。
それぞれの溶接方法に対して必要な資格が変わってきます。
ほんの一例ですが、溶接に関する資格にはこのようなものがあります。
・アーク溶接作業者
・ガス溶接技能者
・ボイラー溶接技能者
・溶接作業指導者
・溶接管理技術者
こうした資格は国家資格となるものとそうでないものがあります。国家資格となる場合、大きくは労働安全衛生法ならびに労働安全衛生規則が関係します。
アーク溶接を仕事にするためには、アーク溶接等の業務に係る特別教育の受講が義務づけられています。
受講を修了することで、アーク溶接を実施できるのです。
アーク溶接資格を取得するための条件
アーク溶接資格は満18歳以上であれば、だれでも応募できます。
建築関係学科の専攻や職種は関係ありません。
資格取得には厳しい前提条件がありそうな気がしますが、意外と門戸が開かれていることがわかります。
アーク溶接資格を取得する際の難易度
アーク溶接資格の取得難易度は難しくありません。簡単に取得ができます。
理由としては、アーク溶接検定を受ける際には講座を修了すればよく、試験がないからです。
なお、その他の溶接資格についても講習を受ければ取得できるものが多く、その点でも取得はしやすいと言えます。
アーク溶接自体、溶接の中では最も一般的なため受講者も多く、資格取得の条件も年齢以外にはないことから、溶接を仕事とする際には早めに資格を取得することをおすすめします。
アーク溶接資格の取り方
それでは、アーク溶接資格の講習とはいったいどのようなものなのでしょうか。
ここでは、アーク溶接資格の講習内容と取得方法について解説します。
まず、アーク溶接資格を取得するためには、先ほど解説したアーク溶接等の業務に係る特別教育を受講しなければなりません。
この講習では、学科と実技について学びます。
学科で基礎的な知識を学び、実技で作業内容を経験することでアーク溶接に関する全般的なスキルの習得と定着を図ります。溶接に関する資格は難しいというイメージがありますが、こうしてみると実にシンプルで、いかに資格取得が簡単にできるのかおわかりいただけるかと思います。
日数は学科、実技含めて21時間、3日間にわたり受講します。
アーク溶接資格の費用
アーク溶接資格を取得するための費用は1万円~2万5千円程度です。
費用はそれほど高くはないことがおわかりいただけるかと思います。
実際にどのぐらい費用がかかるのか、事前に問い合わせをして確認することをおすすめします。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
ここまで、アーク溶接資格について解説しました。改めて整理します。
溶接については数多くの資格があり、その中でもアーク溶接資格については国家資格です。国家資格である理由は、労働安全衛生法および労働安全衛生規則で定められているからです。
受講資格は満18歳以上で、これ以外の制約はありません。
講習は学科と実技にわかれていて、合計21時間、日数にすると3日間で取得が可能です。受講することで資格を取得できるため、難易度が高くない点も資格取得のメリットです。特に実技に関しては10時間経験することができ、資格取得後に経験を積むことでスキルアップを図ることができます。
費用は1万円~2万5千円程度とそれほど高くありません。
アーク溶接は需要が高く、資格取得も簡単にできることから、資格に興味があれば挑戦してみることをおすすめします。