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グランドパッキンの交換方法とは?調整方法や水漏れの原因も解説

ポンプにはさまざまな部品が使用されていますが、その中でもグランドパッキンは漏水を防ぐために重要な部品です。

グランドパッキンを交換せずにポンプを使用し続けた場合、漏水の原因になるため定期的なメンテナンスと部品の交換は大変重要です。

この記事ではグランドパッキンの交換方法や調整方法、グランドパッキンが漏水する原因について解説します。

グランドパッキンの交換が必要になったときには、この記事を参考にしてグランドパッキンの交換を検討してみてください。

グランドパッキンの交換方法とは?調整方法や水漏れの原因も解説

グランドパッキンとは

グランドパッキンは軸封装置の一部で、ポンプになくてはならない部品のひとつです。

主な役割は、ポンプやバルブといった水を制御する装置内へ水が侵入するのを防ぐことです。

そのため、ポンプ内部のドライブシャフトがスムーズに動かせるように、ある程度の圧力をかけつつ、柔軟性も持ち合わせています。

構造については後ほど詳しく解説しますが、グランドパッキンはポンプになくてはならない部品のひとつだと理解してください。

グランドパッキンは使用されている素材によって以下の4種類に分かれます。

・プレートパッキン
・積層パッキン
・金属箔パッキン
・黒鉛パッキン

このうち、ブレードパッキンは繊維状の素材を編み込んだもので、編み方によって3種類に分かれます。

その他にも、積層パッキン、金属箔パッキン、黒鉛パッキンなど種類はさまざまです。

いずれのグランドパッキンも特徴があり、状況によって使い分けられています。

グランドパッキンの基本構造

ここで、グランドパッキンが使用されている部分の基本構造について簡単に説明します。

ポンプ全体の構造をみた場合、ドライブシャフトが内部で動き、羽根車を回すことで水のくみ上げや制御を行います。

この場合、ドライブシャフトの間にすき間ができるため、このままでは水がモーター内部に流入することを防げません。

ここで登場するのがグランドパッキンです。

グランドパッキンはスタッフィングボックス内部に収容され、ドライブシャフトの回転に影響を与えないように適度な圧力でドライブシャフトを包み込み、水が内部に侵入することを防ぎます。

そのため、グランドパッキンはある程度の柔軟性が求められるだけではなく、同時にパッキンの冷却と潤滑のために若干の漏れも必要とされるなど摩耗しやすい部品のため、定期的な交換が必要です。

グランドパッキンの交換方法

グランドパッキンの交換は、1年程度を目安に行います。

もちろん、水漏れが激しければすぐに交換する必要があります。

グランドパッキンを交換するときには、取り外しと取り付けに注意しなければなりません。

それぞれの手順について解説します。

取り外し方

グランドパッキンの取り外し方は以下のとおりです。

1. 取り外す前にポンプ内部に入った水を抜く
2. とがった道具を使ってグランドパッキンをはがす

ポイントは取り外し前に水を抜くことです。

水を抜いておかないと、グランドパッキンを取り外した際に漏れ出してしまいます。

取り付け方

グランドパッキンの取り付け方は以下のとおりです。

1. グランドパッキンを90度ずつずらして挿入する
2. パッキン押さえを手で戻す
3. グランドパッキンを仮留めしたらポンプを起動する
4. ポンプ始動後に漏れがないか確認する
5. 問題がなければ本留めをする

ポイントはいったん仮留めして確認してから本留めをすることです。

いきなり本留めをすると、再調整の際に手間がかかります。

必ず仮留めで確認してから本留めを行いましょう。

グランドパッキンの調整方法

グランドパッキンを交換する必要がない場合でも、シャフトの動きが悪くなったり水が漏れ出すようになったりした場合は調整が必要です。

漏水が少ない場合と漏水が多い場合では気をつけるポイントが変わります。

漏水が少ない場合

漏水が少ない場合、いきなり締め付けてしまうと焼き付きが起こるためポンプを停止させます。

ポンプを停止させたのち、パッキン押さえを1/16から1/8回転ほど締めます。

漏水が止まれば作業は完了です。

漏水が多い場合

漏水が多い場合はポンプを稼働させたまま作業します。

パッキン押さえを1/16から1/8回転ほど締めます。

徐々に締めていき、漏水がないことを確認できれば調整完了です。

グランドパッキンの漏水の原因

グランドパッキンの漏水の原因は主に以下の2つです。

・グランドパッキンの劣化
・グランドパッキンの締め具合が緩い

それぞれの原因について解説します。

グランドパッキンの劣化

グランドパッキンが劣化すると漏水を防げなくなります。

この場合はグランドパッキンを交換しなければなりません。

グランドパッキンの締め具合が緩い

グランドパッキンの締め具合が悪いとすき間から漏水する可能性があります。

この場合、グランドパッキンの調整によって対応します。

まとめ

この記事では、グランドパッキンの交換方法や調整方法、グランドパッキンが漏水する原因などについて解説しました。

グランドパッキンを交換する時期の目安は1年程度で、交換する際には取り外しと取り付けに気をつけなければなりません。

交換が必要でない場合でも、漏水を起こす場合は調整が必要です。

漏水の原因はグランドパッキンの劣化もしくは締め具合が緩さ、どちらかの可能性が高いため、漏水の状態によって調整方法も変わります。

グランドパッキンはポンプやバルブにとっては重要な部品なので、交換手順についてもきちんと理解をして、いざというときに対応できるようにしましょう。

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