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アーク溶接には資格が必要?安全に仕事するための知識を持とう

アーク放電を活用し金属同士をつなぎ合わせるアーク溶接の施工には、技術力が必要です。
また、安全に作業するためにもアーク溶接に関する技術と知識も必要でしょう。
今回はアーク溶接に関する資格制度について、解説していきます。
手に職を付けたい方、工業系の仕事に興味がある方は、ぜひ参考にしてください。

アーク溶接には資格が必要?安全に仕事するための知識を持とう

3つある溶接の種類

「溶接」には、大きく分けると3つの種類があります。
接合部分に熱を加え、物質を溶かしつなぎ合わせる「融接」と、熱と圧力とでつなぎ合わせる「圧接」、そして接合部に別の素材を溶かして固める「ろう接」です。

アーク溶接はこのうち「融接」という種類に含まれる溶接です。
溶接の中でも主流といわれる溶接技術で、アーク溶接を施工する技術者のことを「アーク溶接作業者」と言います。
同じ融接による溶接には、ガス溶接やボイラー溶接があります。
これらの溶接の中でアーク溶接は難易度が低く初心者向けといわれます。

ちなみに「圧接」は摩擦圧接法や抵抗スポット溶接などが該当します。
「ろう接」の代表的なものは半田付です。

アーク溶接の仕組み

アーク溶接はアーク放電という現象を利用し、5,000~20,000℃の高熱で金属を溶解させつなぎ合わせます。
溶接はアーク溶接機を用い、シールドガス内でアーク放電を起こして金属を溶解、接合していきます。
ワイヤーなどの電極が消費されていく「消耗電極式溶接」とタングステン電極など電極が消費されない「非消耗電極式溶接」の2種類があります。

消耗電極式溶接

消耗式のアーク溶接の代表格といえるのが「マグ溶接」や「ミグ溶接」でしょう。
ワイヤーを送り込みながらシールドガス内で溶接するもので、半自動溶接とも呼ばれています。
シールドガスに炭酸ガスを使うのが「マグ溶接」で不活性ガスを使うのが「ミグ溶接」です。
シールドガスを別途使用せず、被覆材が熱分解されることでシールドガスを発生させる「被覆アーク溶接」などがあります。

非消耗電極式溶接

溶加材として溶接棒を使い、さらに消費されない電極にタングステン電極棒などを用いる非消耗電極式溶接は複雑な形の溶接や、薄い板の接合に向いています。
不活性ガスを使う「ティグ溶接」や、プラズマアークを使用する「プラズマ溶接」があります。

アーク溶接作業者の資格

アーク溶接の施工には「アーク溶接等の業務に掛かる特別教育」を修了することが必要となっています。
この講習は11時間の学科と10時間の実技からなり、全部で21時間以上の履修が必要となっています。

受講は満18歳以上の制限がある

受講にあたっては18歳以上という年齢制限があります。
ですが実務経験などの条件はありませんので、満18歳以上の方なら講習を受ければアーク溶接者業者になれます。

都道府県の労働局長によって登録されている教習機関で特別教育が受けられますし、企業でも受講可能です。
受講場所により受講費用が異なりますが、おおむね10,000~25,000円程度です。

アーク溶接等の業務に掛かる特別教育の内容

アーク溶接等の業務に掛かる特別教育は、11時間の学科と10時間の実技からなります。
具体的な中身について解説します。

4科目の学科

学科は4つの科目に分かれます。

・アーク溶接等に関する知識が1時間。
・アーク溶接装置に関する基礎知識が3時間。
・アーク溶接等の作業方法に関する知識が6時間。
・関係法令について1時間。

がその内容です。
寒冷法令では労働安全衛生法などの関連法令を学びます。

10時間の実技

10時間の実技では、アーク溶接装置の取り扱い方法や、アーク溶接などの作業方法を学びます。

アーク溶接作業者が活躍している職場

実際にアーク溶接作業者がどのような職場で活躍しているのかを紹介します。

自動車関連

自動車の製造にはアーク溶接作業が欠かせません。
メーカーを始め、修理工場や板金工場などでもアーク溶接を作業する姿がよく見られます。
自動車は鉄材や非鉄材などの金属を切断し、曲げ加工などを施したのち組み立てていきます。
組み立ての際にアーク溶接の技術が使われるのです。

造船

船の多くは手作業で組み立てられていきます。
金属同士をつなぎ合わせるときには、アーク溶接が使われています。
溶接する距離が長く、使用する鋼板の板厚も厚いことから、アーク溶接の中でもエレクトロガスアーク溶接と呼ばれる手法がとられます。

鉄工所や金属加工所

鉄鋼製品や鉄鋼加工を担う鉄工所や金属加工所では、アーク溶接作業は必須です。
アーク溶接のさまざまな手法を用いて金属製品を加工しているのです。

建設現場

鉄筋コンクリート造の建築物の組み立てにはアーク溶接が欠かせません。
また近年では工務店でもアーク溶接作業者のニーズがあります。

まとめ

金属同士をつなぎ合わせる溶接技術の中でも、アーク溶接技術は頻繁に活用されています。
手に職を付けたいという方には持っていて損がない技術の1つです。

当社ではアーク溶接の技術が必要な業務を行っています。
アーク溶接の資格取得や仕事に興味がある方は、当社で働いてみませんか。
未経験の方も基礎から丁寧にレクチャーしますので、ご安心ください。

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